池袋暴走事故
DAY 8/497
・むかついたときは顔の筋肉を笑顔の位置に動かす
・何かイレギュラーが起きたときは、楽しいことをする
今日は死ぬほど疲れた。
頭が働かない。
でも今日も特に何もむかつかなかった。
イレギュラーといえば、息子と一緒に昼寝しようとしたら、外で子どもたちが騒いでいてうるさすぎて起きてしまい(幸いなことに息子は深い眠りについていた)、不機嫌モードだったが、こんなときこそと思い、自粛していた行きつけのカフェにランチをテイクアウトしに行った。
何ヶ月ぶりかに大好きなタピオカが飲めたし、大好きな店主さんと、仲良くなった常連さんにも会えて、嬉しかった。
勿論マスクをしていたし、ごはんができるまでは外で待機させてもらった。
待機している間、池袋暴走事故の遺族である松永さんがインスタを始めたことを発見し、投稿された記事を読んでいた。
普段あまりそういう時間も取れないので、いい時間を過ごせたと思う。
松永さんのことを考えると、胸が痛いなんてものじゃない。
平和に生きることが当たり前になっている人は、例えば仕事中とか、当たり前のように、頭の中を仕事のことで100%にできるだろう。
松永さんは、残りの人生、まだまだ長い年月、命尽きるまで、何をしていても、ずっと奥さんと娘さんを思い続けるのだろう。
そんな人、もう生み出しちゃいけない。
時計を見て、はっ!いけないもうこんな時間だ!って頭を切り替えて、待っている人の元へ走っていく。
そんな当たり前のことを、奪っちゃいけない。
わたしも、毎晩、息子の胸に手を当てて、呼吸を確認してから、今日も一緒に生きてくれてありがとうと思いながら、息子の隣で眠りにつく。
たまに旦那さんが寝室に入ってきたときに起きてしまったときや、寝るタイミングが合ったときは、ちょっと手をつないで、安心してから寝る。
家族って、そういう気持ちになるのだ。
こんな、強くてもろいものを、奪っちゃいけない。
どういう言葉を綴れば、松永さんの助けになるのかなんて、全然わからない。
そんな言葉、あるのだろうか?
ただ、生きていて、とても強い。
きっと奥様も、強く美しい方だったのだろうと思う。
そんな奥様のご主人だから、こんなに強いのだろう。
夫婦は鏡だ。
そんな強く美しい家族を、わたしはただ、見守り応援することしかできない。
今日は、そんな日だ。