もすもす日和

思ったことを思ったままに綴るだけのブログ。

毎日最大限にしあわせすぎる

今日は風がとても強い。

昨日から干しっぱなしにしていたバスタオルが、

ベランダから今にもフライアウェイしそうだったので、

慌てて取り押さえて、室内でなだめたのであった。

今日はお洗濯はお休みだ。

 

わたしはいま、いままでで一番しあわせな時間を生きている。

友人に話すと、「その生活わたしには無理」と言うタイプが一定数いる。

 

朝旦那さんと一緒に起きて、旦那さんが家を出る準備をしている間、

ごろごろしたりひっついたりしながら見ている。

見送った後は、洗濯をしたり、睡眠が足りていないときはベッドに戻って寝る。

この間は、お昼にたくさんのカレーを作って、2日にわたり毎食カレーを食べた。

日によって、旦那さんの依頼で役所に行ったり、ごはんの食材を買ったり、

趣味でコミックエッセイを買って喫茶店で読んだり、無駄に掃除をしてみたり、

寝たり、ジョギングしたりしている。

夜は、ごはんを作って、風呂場を掃除して、旦那さんの帰りを待っている。

たまに、今日なんもやることないなっていう日があったので、

ブログを始めたことは自分にとってプラスだと思っている。

 

一定数の人間にとって、以上のことは「何もしていない」にほぼ等しいらしい。

ずっと家にいて、社会から隔離された気がして、逆にストレスになりそうだと言う。

だから、たとえ必要がなくても、働きたいのだと。

 

最近認め始めたのだが、わたしは、「働く」という行為がたぶん嫌いだ。

好きな人なんているのか?と思うが、目の前で「働きたい」と言われてしまえば、

ああ、働きたい人っているんだなぁと認めざるを得ない。

旦那さんは、自分のために、家族のために、毎日働いている。

彼は、「好きなことを仕事にしているから」とは言うけれど、

朝決まった時間に起きることも、

人と人との間で発生するストレスも、

帰ってきたら、また明日も仕事かと思うことも、

全部好きではないはずだ。

でも、好きじゃないことばかりではないから、続けられるのだと思う。

わたしは毎日本当に頭が上がらないし、ありがとう、おつかれさまと思うのだ。

 

わたしの好きなことって、なんだろうか。

寝ることが好きだ。まず寝てからでないとすべてなにひとつ始まらない。

昨日、2日くらいなら毎食カレーでもおいしく食べられる程度に、

カレーが大好きだということが発覚した。

いままで、歌うことと絵を描くことが好きだと思っていたのだが、

わたしが好きなのは、鼻歌と落書きであった。

文章を書くこともたぶんまぁまぁ好きだから、ブログを始めたのだろう。

ただ、いつまで続くかはまだ分からない。

川沿いの鴨を眺めることが好きだ。

夕暮れ時の、色が移り変わっていく空を見ることが好きだ。

チョコレートを頬張りながら、口の中であったかいミルクティーと混ぜるのが好きだ。

変な内容のコミックエッセイを読むことが好きだ。人間は面白いと感じる。

「こと」ではないが、旦那さんが大好きだ。

わたしの家族も、旦那さんの家族も好きだし、会いたい友人もいる。

でもとにかく旦那さんが一番大好きだ。

旦那さんの服を優先的に洗濯しすぎて、気づけば自分の服が洗濯されていないくらい、

旦那さんが大好きだ。

1日の買い物の予算をオーバーしてでも、

旦那さんの大好きなグミを全種類もれなく買うくらい、旦那さんが大好きだ。

(後日予算を少なくして調整する。)

 

いまの生活は、わたしが好きなことが全部ある。

働くと、好きなだけ寝られない。

働くと、カレーひとつ作るのもサバイバルだ。

働くと、好きなときに歌ったり絵を描いたりできない。

(誰もいないオフィスや誰もいないフロアで大声で歌ったことは2回ほどあるが、

スリルが過ぎてあまり楽しくなかった。)

働くと、ブログを書くより寝たい。

働くと、川沿いに着く頃には暗闇で鴨も空も見えない。

働くと、チョコレートだけ口に入れて他のことをしているうちに消えていく。

働くと、コミックエッセイを読むより寝たい。

働くと、旦那さんとの時間が減る。

全部、働いていた経験から、そう思う。

やっぱり、「働く」ことが嫌いだ。

 

それでも、少しだけもやもやするのだ。

旦那さんはきっと、好きなことを並べたら、

「プログラミングが好きだ」と言うだろう。

(旦那さんはシステムエンジニアである。)

 

わたしは?

わたしも、そういうの、いいなぁ、と思うのである。

 

だが仕方ない。

今まで、これが好きだからこれで稼ごう!と考えたことが1度たりともないのだ。

ずっと、「きっとこれがいいだろう!」という理由で動いてきたのだ。

だから、すぐにあれ?となって、想定と現実の狭間で苦しんでいたのだけれど。

 

わたしはいま、いままでで一番しあわせな時間を生きている。

でも、ひとつだけ。ひとつだけ、答えを見つけたいことがある。

満ち足りている生活に、少しだけスパイスが効いているのもまた、

今のしあわせを色濃くしている気がしているのだ。