大変だ

昨日、旦那さんが、

高いところに置いてある中華鍋を振動で傾けてしまい、

中に入っていた油がザバァっと旦那さんにかかった。

その話はまた今度するとして、

いま、大変なのである。

わたしは油汚れを舐めていた。

油がしみた靴下とズボンの裾とシャツの一部分を、台所洗剤で揉み揉みして、他のものも一緒に普通にお洗濯したのだ。

全然落ちてなかった。

それどころか、他のものに油のにおいがうつった。

わたしは、こういう自体に不慣れだ。

パニックである。

落ち着くために、ブログを書いている。

干したら、匂い飛ばないカナーとか思って、

とりあえず干している。

元凶となった靴下やらシャツやらを

どうしてやろうかと考えている。

不幸は重なったりする。

わたしはいま生理中で、

昨日が痛みのピークだったが、

今日は朝からお腹も気分もどんよりしているのである。

ただでさえそんな状態なのに、

洗濯したことによってオイリーモンスターを増やしてしまった。

信じられず、全部の洗濯物を嗅いだが、

嗅ぎすぎて鼻がオイリーゲシュタルト崩壊である。

もう嫌だ。嫌なのである。

なんでこんなに天気がいいんだ。

わたしの心は曇天だ。曇of曇。くそっ

ここで全てを投げ出して泣き寝入りしては、

今までと同じ、ちっとも進歩がない。

考えよう。

まず、休もう。

天気がストレスなら、カーテンを閉めよう。

遮光カーテンにした旦那様、素晴らしい選択である。

あとで、バケツを買ってこよう。

そこにお湯を入れて、元凶の奴らを漬け込もう。

油がバッチリ溶け出すのを見届けてやる。

その間に、お風呂に入ってしまって、

その残り湯を洗濯機に入れて、

高温で洗ってしまおう。

その頃には、

今日洗った他のものもきっと乾いているので、

においがオイリーだったら、一緒に洗ってしまおう。

客観的に考えよう。

わたしがもし自分の友だちで、

わたしが「洗濯物がオイリーになった」と相談してきたら？

「上に書いたことやってみなよ。」と返すだろう。

「それに、よく考えたら、

１回洗ってるんだから、昨日よりは状態はマシなはずだよ。

今また匂い嗅いできたけど、

靴下はさすがに浸けた方がいいかなって気がするけど、

シャツとか、もう１回洗ったら

ワンチャン臭い取れるんじゃないかレベルだよ。

そんなことより、いま元凶になった奴らを、

洗濯機周辺に濡れたまま放置してるよね。

その方が、カビ臭さもプラスされる可能性がある気がするよ。

わざと干すやつと分けてるんだと思うけど、

分けなくても別にどれがどれか分かるよね？

とりあえず干しとけば？」

わたしは洗濯機にダラっとかけられた、

湿ったシャツと靴下を干した。

少し、もやっとしていた気持ちが晴れた。

まだ残っているこのもやもやは何だろう。

深呼吸しながら、理由を考えていたら、

もやもやが少しずつ取れてきた。

ああ、これはただのイライラの残りなんだな。

残り香みたいなものか。

確かに、まだ油のにおいが鼻から思い出せる。

でも、そのうち消える。大丈夫だ。

どうやら自分の心が落ち着いてきたみたいだ。

休んで、ぼーっとして、忘れよう。

それで、あとで、そうそう、あれやるんだったって思い出して、

次こそ、いいにおいの洗濯物たちに会おう。